【秋の特別展】天理大学創立90周年記念巡回展
ギリシア考古学の父シュリーマン:初公開!ティリンス遺跡原画の全貌
2015年9月19日(土)~11月8日(日) 【秋の特別展・天理大学創立90周年記念巡回展】 ギリシア考古学の父シュリーマン 初公開!ティリンス遺跡原画の全貌
ドイツ人ハインリヒ・シュリーマン(1822〜90年)は、実業家として成功した後、子供の頃からの夢だった考古学者に転じて、私財を投じて伝説の都市トロイアを追い求めた、立志伝中の人物として知られています。シュリーマンがその晩年に発掘したのが、ギリシアのティリンス遺跡です。ミケーネ文明(紀元前16〜13世紀)の代表的な遺跡であるティリンスは、ユネスコ世界遺産にも指定されています。シュリーマンがティリンス遺跡の発掘報告書を刊行したのは、今年からちょうど130年前の1885年でした。その報告書用の原図が天理大学附属天理参考館に所蔵されていることが、入念な調査ののち2014年に発表されました。
この展覧会では、シュリーマンの直筆が残るこれら28枚の原画を東日本で初公開します。あわせて、シュリーマンが情熱を傾けた古代ギリシアやエジプトの古代美術品、そしてシュリーマンの時代に急速に進歩した考古学の報告書、シュリーマンも訪れた江戸時代の日本を紹介する書物などを展示し、黎明期の考古学研究や東洋学研究についても紹介します。
会場 | 池袋サンシャインシティ文化会館7階 古代オリエント博物館 ※常設展示は見られません |
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会期 | 9月19日(土)〜11月8日(日) |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 会期中無休 |
入館料 |
一般 1000円、大高生 700円、中小生 500円 (20名以上の団体は各100円引き。障がい者手帳をお持ちの方は半額、介護者1名まで無料) |
主催 | 古代オリエント博物館・天理大学・天理大学附属天理参考館 |
特別協力 | サンシャインシティ |
後援 | 豊島区、豊島区教育委員会、駐日ギリシャ大使館、ドイツ連邦共和国大使館 |
見どころ:
・シュリーマンの直筆が残る、ティリンス遺跡(ギリシア・ユネスコ世界遺産)の報告書原画28枚を東日本で初公開
・9/19、10/3、10/24、11/1、11/8の5日限定で、1874年3月14日付シュリーマン直筆書簡(天理図書館蔵、実物)を特別展示
・天理参考館が所蔵するギリシアおよびエジプトの古代遺物の多くを展示
・天理図書館所蔵の考古学や東洋学に関する貴重な初版本(ナポレオン『エジプト誌』、シーボルト『日本』など)を多数展示
・東京会場のみでの展示資料もあります。