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自由学校 2023年度

タイムスリップ!古代オリエントの世界 - アフリカ、ヨーロッパ、アジアの接点であるオリエントの地は、さまざまな文化が行き交い、融合し、人類の歴史に大きな役割を果たしました。古代オリエント世界が残した遺物や美術を観ると、古代人の息吹がもっと身近に感じられるのではないでしょうか。

2023年度自由学校 開催概要

今年度の自由学校は、講座によりオンラインまたは対面で行います。



・「Zoomウェビナー」(一部講座では「Zoomミーティング」)を利用したリアルタイム配信のオンライン講座です。各講座のリアル配信時にご参加いただけば、講師へ直接質問等もしていただけます。
・「配信時間」内の講義内容を録画し、後日事後配信(アーカイブ配信)をします。また、今年度は、アーカイブ配信の視聴期限をすべて期末日(前期:2023年9月30日、後期:2024年3月31日)15時までとします。過去回の復習にもお使いください。ただし、技術的トラブルや講師都合により、アーカイブ配信を実施できない回が発生する可能性もあります。その場合はどうぞご寛恕ください。
・インターネット接続が必要になります。接続方法、料金などについてはご自身でご確認ください。
・動画を受信できるPCが必要です(スマートフォン・携帯電話では、機種や環境により正常にご覧いただけない場合があります)。カメラ・マイクなどその他の機器は原則としては必要ありません。
・定員:原則50名(一部特別に表記のある講座を除く)


・古代オリエント博物館隣接の会議室で実施します(博物館から5分程度) 。各受講生へは別途詳細をお知らせします。
・対面による講義であり、同時オンラインや事後配信はありません。
・ご参加の場合は、引き続き手指消毒・マスクの着用にご協力ください。また、体調が優れない場合は大変恐れ入りますがご参加をご遠慮ください。
・定員:原則30名

受講料等について

・自由学校をご受講される場合は、友の会へのご入会をお願いいたします(→ 友の会詳細)。
・別途受講料をお願いいたします。受講料は講座により異なります。
・講座によって、教材費等が別途発生する場合があります(原則として、ご自身でのご入手をお願いいたします)。

お問い合わせについて

お問い合わせ先: jiyu-gakkou@orientmuseum.com

お申し込み方法、講義方法等に関するご不明点、語学講座などに必要な習熟段階のご相談などは、極力メールにてお問い合わせください。
博物館は少ないスタッフで運営しております。お電話ですと、担当者不在等により速やかにお答えすることができかねる場合が多々ございます。ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。


2023年度後期自由学校(2023年9月〜2024年2月)

お申し込み・スケジュール

【第一次お申し込み期間】
2023年9月1日(金)正午 〜 9月16日(土)正午 締め切りました


【Zoom練習会】
2023年9月16日(土) 10時30分〜 終了しました。後日動画をアップロードします。

【第二次お申し込み期間】
現在受付中
締切:各講座開始1週間前の正午


開設講座のご案内


2023年度後期講座の一覧
(画像をクリックすると大きく表示されます)

シルクロードの仏たち—中国から日本まで— 申込受付終了

如来坐像(平山郁夫シルクロード美術館)

古代インドで始まった仏教は、シルクロードを通って東方へと伝播し、中国や日本などにも影響を与え、あらゆる形の信仰の所産が生み出されました。
今回は古代中国や日本の仏たちを中心に解説していきます。

日時 11月5日, 12月3日, 2月4日
第1日曜、13時〜14時30分
講師 大塚 裕一(平山郁夫シルクロード美術館学芸室長)
講師紹介 兵庫県生まれ。2007年佛教大学大学院文学研究科修士課程修了。専門は古代仏教美術史、近現代仏教画。論文に「平等院鳳凰堂における宝相華文様—天蓋・母屋柱を中心に—」(『鳳翔学叢』第11号・2015年)、「シルクロードの壁画」(『シルクロード新世紀』展 図録・2018年)、「日本画家・平山郁夫−その画業と平等院に関する作品についてー」(『鳳翔学叢』第17号・2021年)などがある。
回数、受講料

3回、5,500円

開講形式
 お申込み方法はこちら

中央アジアの歴史と美術を読む 申込受付終了

アレクサンドロス大王とペルシア兵の戦い「アレクサンドロス石棺」(講師撮影)

仏像・コイン・出土品・文書などを見ながら、現在のウズベキスタン~アフガニスタン~パキスタンの地に繰り広げられた歴史、文化、美術を読み解いていきます。
今期はこれらの地を席巻したヘレニズムを中心に見ていきます。

日時 11月5日, 12月3日, 1月7日, 2月4日
第1日曜、14時50分〜16時20分
講師 前田 たつひこ(平山郁夫シルクロード美術館企画室長)
講師紹介 和光大学兼任講師。専門はガンダーラおよびアフガニスタンの歴史と仏教美術、クシャーンの文化。共著に『読む事典 シルクロードの世界』『カラー版東洋美術史』『死と来世の神話学』『みろくへの道』、訳書にF. ティッソ『図説ガンダーラ』など。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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楔形文字で『ギルガメシュ叙事詩』を読んでみよう 申込受付終了

頭と前脚は獅子、下半身は鷲の姿の怪鳥アンズー。
エンキドゥは死を前にしてアンズーを夢で見る。
AH Layard "A second series of the monuments of Nineveh" Plate 5

コピーで配布する楔形文字とその翻字をテクストにして『ギルガメシュ叙事詩』を読み進めます。
今学期は『ギルガメシュ叙事詩』標準版の第7書板が中心となりましょう。


※テキスト:S. Parpola, The Standard Babylonian Epic of Gilgamesh, Univ. of Helsinki, 1997(古書のため入手困難です。お持ちの方、入手できた方はご用意ください。本書をもとに、必要な部分は講師がプリントを配布いたします)

※本講座は、専門書を用いた講座となり、また前期までからの継続的な内容となります。継続受講生以外も受け入れは可能ですが、充分な予習・復習が必要となるとお考えください、との講師の先生からのご案内をいただいております。ご受講についてご不安な場合、ご不明な点などは、事前に博物館までお問い合わせください。
お問い合わせについて

日時 10月14日, 11月18日, 12月16日, 1月13日, 2月10日
第2,3土曜日、14時〜15時30分
講師 月本 昭男 (古代オリエント博物館館長)
講師紹介 長野県に生まれる。立教大学、上智大学で旧約聖書を教える一方、楔形文字資料の解読研究に携わる。著書に『古代メソポタミアを教の神話と儀礼』岩波書店2010、『物語としての旧約聖書』NHK出版2020年、『エヌマ・エリシュ』ぷねうま舎2022など。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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古代エジプト⼈の祈りと埋葬 申込受付終了

「嘆願を聞く」プタハ神(講師撮影)

古代エジプト人はさまざまな場所・機会に神々や死者への祈りを捧げ、日々の生活の安全や家の繁栄を願っていました。
本講座では信仰に関わる幅広いトピックを取り上げ、彼らの精神世界に対する理解を深めていきます。

日時 11月12日, 12月10日, 1月14日
第2日曜日、14時〜15時30分
講師 和⽥ 浩⼀郎(國學院大學兼任講師)
講師紹介 青森県出身。古代エジプト王朝時代の埋葬習慣、庶民の信仰に関心を持ち、現地での発掘調査に従事している。著書に『古代エジプトの埋葬習慣』ポプラ書店2014、監修に『てのひら博物館 古代エジプト』東京美術2015など。
回数、受講料

3回、5,500円

開講形式
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旧約聖書と古代オリエント 〜カナン侵入からダビデ王朝成立まで〜 申込受付終了

ルーベンス作「サムソンとデリラ」(1609-1610年)ナショナル・ギャラリー、ロンドン所蔵

出エジプト後の古代イスラエルの民の歴史を旧約聖書にたどりつつ、考古学資料をふまえて、その史実性を探ります。

日時 10月15日, 11月19日, 12月17日, 1月21日
第3日曜日、15時〜16時30分
講師 月本 昭男(古代オリエント博物館館長)
講師紹介 長野県に生まれる。立教大学、上智大学で旧約聖書を教える一方、楔形文字資料の解読研究に携わる。著書に『古代メソポタミアを教の神話と儀礼』岩波書店2010、『物語としての旧約聖書』NHK出版2020年、『エヌマ・エリシュ』ぷねうま舎2022など。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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古代エジプトの壁画を読み解く 申込受付終了

レクミラの墓の工房図(撮影:仁田三夫)

エジプト各地にある古代エジプト遺跡を紹介しながら、神殿や墓に描かれた壁画をヒエログリフ解説などを盛り込み読み解きます。

日時 10月24日, 11月28日, 1月23日, 2月27日
第4火曜日、14時〜15時30分
講師 村治 笙⼦(日本オリエント学会会員)
講師紹介 東京都出身。古代エジプトの研究。とくに国内にある神殿や墓の壁画を読みとくことを主とする。ヒエログリフ講座を行っている。著書に岩浪新書カラー版『古代エジプト人の世界』岩浪書店2004、共著に新装『図説・死者の書』2002、改訂新装版『図説・ツタン カーメン王』2021共に河出書房新社など。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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考古学から⾒るシルクロード

アフガニスタン、バーミヤンのバザール(講師(久米)撮影)

古来、シルクロードでは様々な人々が出会い、新たな文化を生み出し続けてきました。本講座では、陸と海のシルクロードの成り立ちを、それぞれの基層にさかのぼって考古学視点から探ります。

日時 11月25日, 12月23日, 1月27日, 2月24日
第4土曜日、10時30分〜12時
講師 久米 正吾(金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任助教)
深山 絵実梨(金沢大学 古代文明・文化資源学研究所客員研究員)
(第1回・第2回を深山、第3回・第4回を久米が担当予定)
講師紹介 久米 正吾:
鹿児島県出身。専門は西・中央アジアの考古学。近年はキルギス、ウズベキスタンで発掘調査を行う。著書に『中央アジアの牧畜社会』(共著、京都大学学術出版会、2023)、『中央ユーラシア文化事典』(共著、丸善出版、2023)など。
深山 絵実梨:
専門は東南アジア先史考古学、特に海域ネットワークの研究をおこなう。ベトナムやミャンマーの先史遺跡の発掘調査にも携わる。著書に『東南アジア先史時代の海域ネットワーク-南海の耳飾-』(雄山閣 2021年)。
回数、受講料

4回、7,400円

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ペルシア書道(入門・初級・中級・上級) 申込受付終了

サアディの詩:人類は互いに体の一部をなし、その創造は一つの本質から成る(講師作品、ナスタアリーク書体)

イランの美しい書を一つ一つ紐解きながら、筆(ガラム)で書いてみましょう。ペルシア語を知らなくても大丈夫です。アルファベット、一行書き、二行書き練習の中で基本文字の形を学びながら、作品へとつないでいきます。

本講座は、各回 1時間の講義→ご自身で作品を書いていただく→提出→講師による添削を後日返却 という形で進行します。
全てオンライン上で行うため、作品のスキャンまたは写真撮影についてはご自身でご対応をお願いいたします。

※定員40名
※本講座は、第一次お申し込み期間のみの受付となります。
※今期については、ペルシア書道の経験者のみを対象といたします。未経験の方は恐れ入りますが別の機会に改めてご検討ください。これまでにペルシア書道の経験があり、本講座には初めて申し込まれるという方は、お申し込み時にその旨「備考」としてお知らせください。

日時 9月24日, 10月22日, 11月26日, 12月24日
【入門・初級・中級】第4日曜日、10時30分〜12時
【上級】第4日曜日、14時〜15時30分
講師 角田 ひさ子(イラン文化センター講師)
講師紹介 ペルシア語、ペルシア書道を教える傍ら、展示会などを通じてイランの文化芸術を紹介。外国民話研究会ではイラン民話の翻訳紹介。共著に「イランを知るための65章」2004年明石書店、「世界の水の民話」2018年三弥井書店など。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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2023年度前期自由学校(2023年5月〜8月)

開設講座のご案内


2023年度前期講座の一覧
(画像をクリックすると大きく表示されます)

  • 常設展 - タイムスリップ!古代オリエントの世界 ―人類文明の発祥の地、古代オリエント― 悠久の歴史のなかに生きた古代人の考古遺物や美術をとおして 豊饒のオリエント世界へようこそ!
  • 古代オリエント博物館“友の会”のご案内 - 多くの展覧会・催しへの参加をご希望の方は特典満載の友の会がおすすめです。
  • パルミラ遺跡写真アーカイヴ

ご案内

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ご来館ガイド

開館時間
午前10:00~午後5:00
(入館は午後4:30まで)
休館日
展示週間中は無休
休館予定日については今後の展示予定をごらんください。

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関連リンク

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古代オリエント世界のその後、中世から近現代にかけてのアジア各地の歴史・言語・文化・芸術を学べる東洋文庫の市民講座です。

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