月いち!オリ博オンライン講座(2022年度)
月いち!オリ博オンライン講座(2022年度)
▶月いち!オリ博オンライン講座は、月に一度、原則として第3週水曜日に配信するオンライン講座です。
▶講座は、全てオンデマンドによる開催となります。動画の配信は1週間行いますので、ご都合の良い時間にご覧いただけます。
日 時 | 原則として毎月一回、水曜日 15:00頃配信開始 |
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参 加 費 | ①一般:500円、②友の会会員:無料、③年間パスポート会員:無料 |
申込方法 | 各回、事前申込制 ▶申込開始 |
■月いち!オリ博オンライン講座「年間パスポート」のご案内
(販売:2022年11月まで)
4回以上ご参加される方は、年間パスポート(2,000円)のご購入をおすすめいたします。ご購入後に配信される2022年度の「月いち!オリ博オンライン講座」を全てご受講いただけます。
※2021年度の年間パスポートは、下記の講座(2022年4月以降)では無効です。2022年度講座にご参加の際に改めてご購入下さい。
※配信期間が終了している講座については視聴できません。
※他のオリエント講座の参加もご検討の方は、お得な友の会へのご入会(2022年10/1以降は会費2,000円)をおすすめいたします。
▶年間パスポートその他特典
その1 博物館入館料2割引(何度でも)!
その2 ウェブショップでのグッズ割引クーポン(1枚)プレゼント!
※その他割引やサービスとの併用は不可となります。
購入方法
チケット販売サイト「Peatix」で販売いたします。各講座のPaetixイベントページをご確認ください。
パスポートをご購入いただいた方へは、年間パスポートチケット(電子発行)をメールに送付します。チケットに記載されている番号は、講座申込に必要です。
注意事項
・「年間パスポート」は、月いち!オリ博オンライン講座のみが対象となります。
・講座のお申し込みはお1人様につき1回ずつまでとさせていただきます。
・年間パスポートカードはお一人様につき1枚の発行となり、複数人での利用はできません。
・チケットの複製、SNS等での公開や転用はご遠慮ください。
■友の会入会のご案内
他のオリエント講座の参加もご検討の方は、お得な友の会へのご入会をおすすめいたします。 友の会員(10月1日より会費2,000円[通年4,000円])に入会すると、「月いち!オリ博オンライン講座」以外のオリ博講演会や入館料(特別展含む)が無料となります(グッズ割引も有り)。
※ 「年間パスポート」と「友の会」のどちらがご自分に向いているかなど詳しくは、 オリ博WEB「友の会のご案内」をご覧ください。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------■2022年度後期講座のご案内
10/19(水) ※終了しました この講義では、彩文土器や土偶などの造形資料をもとに、先史時代から古代にかけての南アジアの信仰・観念世界について考える。仏教やヒンドゥー教といった特定の宗教の枠組みを超えた信仰の歴史について紹介する。 [講師紹介]大阪府出身。南アジア考古学を専門とし、主にインド、パキスタン、バハレーンで調査を行なっている。著書に『インダス文明 文明社会のダイナミズムを探る』(雄山閣)、『カトーレック所蔵バローチスターンの彩文土器と土偶』(カトーレック)などがある。 申込開始:9/21(水)正午 お申込みはこちら↓から。 |
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11/16(水) インドは神話の宝庫である。とくに叙事詩『マハーバーラタ』には、主筋の戦争物語に加えて、多くの神話伝承が記されている。本講義では、その中からとくに魅力的な神話を選び、その意味や他地域の神話との関連について考えていきたい。 [講師紹介]神戸市出身。インド神話を中心とした比較神話を専門とする。著書に『怖い女』『マハーバーラタ入門』『世界の神話』『インド神話』『マハーバーラタ、聖性と戦闘と豊穣』、『すごい神話』などがある。現在興味を持っているテーマは「現代と神話」。 申込開始:10/19(水)正午 お申込みはこちらから↓ |
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12/21(水) キリスト教の最大のイベントと考えられているクリスマス。クリスマスって本当はどういうものなのだろう。どこで生まれ、どのように発展したのか。旧約聖書と新約聖書、イスラエル、現代にいたるまでのキリスト教の歴史のなかにその足跡をたどります。 [講師紹介]石川県出身。古代西アジアの宗教、旧約聖書、キリスト教史を研究。大学ではキリスト教学および宗教学を担当する。イスラエルの発掘調査にも携わった経験がある。最新の研究テーマは旧約聖書における巨人表象の成立をめぐる問題。 申込開始:11/16(水)正午 お申込みはこちらから↓ |
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1/18(水) 2023年初回は卯年にちなんで古代エジプトのウサギを紹介したい。エジプトのウサギはケープノウサギという種であり、ペットとしてよく飼育されている種とは異なるものである。古代エジプトではノウサギはヒエログリフや図像のモチーフとしても登場する。 [講師紹介]人間と動物の関係の歴史の研究を研究テーマとし、特にエジプトで発掘調査に携わる。著書『The Tomb of the Dogs at Asyut』Harrasowitz 2016。 申込開始:12/21(水)正午 お申込みはこちらから↓ |
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2/15(水) ヒッタイトの神々への信仰のあり方を記した文書や文学作品からは、この国に生きたさまざまな人々の文化の融合が読み取れる。そのような楔形文字粘土板文書を紹介しながら、ヒッタイト時代アナトリアにおける文化、特に当時の人々にとっての「生と死」について考える。 [講師紹介]兵庫県出身。古代アナトリア(現トルコ)のヒッタイト王国の研究。ヒッタイト語で書かれた楔形文字粘土板文書等の文献もとに、王国の歴史や宗教について研究しています。訳書に『ヒッタイトの歴史と文化 忘れられた帝国への扉』リトン2020など。 申込開始:1/18(水)正午 お申込みはこちらから↓ |
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3/15(水) 2008年から2013年にかけて、トルコ共和国カイセリ県において遺跡踏査を実施した。この踏査により中期青銅器時代の交易都市カニシュ(=キュルテペ遺跡)以前の状況が把握できるようになってきた。その成果について紹介する。 [講師紹介]東京都出身。シリア、トルコで旧石器時代から青銅器時代の考古学調査に携わる。研究テーマは、印章、貯蔵施設、製粉具、紡錘車、石器、土器と多岐にわたる。近年は主にトルコの遺跡踏査とその資料分析を行っている。 申込開始:2/15(水)正午 お申込みはこちらから↓ |
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■2022年度前期講座(終了しました) |
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4/20(水) 講師:安倍 雅史 (東京文化財研究所主任研究員) ペルシア湾に浮かぶバハレーンには、世界最大の古墳群が存在する。今から4千年前、バハレーンがディルムンと呼ばれた時代に、無数の古墳が築かれた。海上交易を独占し繁栄をきわめた王国の人々は、ほぼ無人の土地であったこの島にどこから移住してきたのか。なぜ前1700年ごろを境に、歴史の表舞台から消え去ったのか。最新の考古学の成果を紹介しながら、謎の海洋王国の歴史を解明する。 [講師紹介]東京都出身。専門は、西アジア考古学。著書に『イスラームと文化財』(共編著、新泉社、2015年)、『世界遺産パルミラ 破壊の現場から―シリア紛争と文化遺産』(共編著、雄山閣、2017年)、『謎の海洋王国ディルムン―メソポタミア文明を支えた交易国家の勃興と崩壊』(中央公論新社、2022年)、監修に『消滅遺産―もう見られない世界の偉大な建造物』(日経ナショナルジオグラフィック社、2018年)がある。 申込開始:3/16(水)正午
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カルザカン古墳群 (講師撮影) |
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5/18(水) 講師:渡井 葉子 (中央大学人文学研究所客員研究員) 紀元前6世紀バビロニアの一都市に住む少女ルーリンドゥの結婚文書から、彼女の家族的背景や結婚の事情を探り、あわせて都市富裕層に属する女性たちの結婚のさまざまな形を見ていく。 [講師紹介]古代メソポタミア史、とくに紀元前1千年紀前半のバビロニア史を専門とする。社会史に関心があり、現在は女性の活動や経済的役割について研究。訳書に『楔形文字をよむ』(山川出版社)、『メソポタミア文明事典』(柊風舎)。 申込開始:4/20(水)正午申込締切:5/25(水)13時 動画配信停止時間:5/25(水)15時
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6/15(水)
講師:山崎 世理愛
(日本学術振興会特別研究員(PD)) 古代エジプトではさまざまなアクセサリーが製作された。それらはおしゃれを超えて利用され、護符(御守り)として身に付けられたり、儀礼に用いられるものもあった。本講座では、それらの持つ思想的背景について考古・図像・文字資料をもとに考える。 [講師紹介]東京都出身。専門はエジプト学、エジプト考古学。特に、棺の装飾や装身具を含む副葬品の分析から、中王国時代の葬送儀礼に関する研究に取り組む。ダハシュール北遺跡の発掘調査にも携わっていた。 申込開始:5/18(水)正午
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7/20(水) 古来より草原の道を人々が行き交い、モノや技術が伝播した。約2000年前の匈奴の製鉄遺跡や約800年前のジンギス・カンの大オルド跡の発掘成果の成果から、モンゴルの遊牧国家と鉄の関わりについて解説する。 [講師紹介]広島県出身。専門は東北アジア考古学ならびに金属考古学。鉄によって社会や文化がどのように変化するのかを考古学の立場から研究。モンゴルで匈奴の製鉄遺跡やモンゴル帝国時代の遺跡の発掘調査に携わる。 申込開始:6/15(水)正午
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モンゴル国ズーン・ウリーン・アダク遺跡(匈奴の製鉄遺跡)の発掘調査 (講師撮影、2018年撮影) | |
8/17(水) 講師:宮田 絵津子 (立教大学兼任講師) 16世紀にはじまったアジアとラテン・アメリカを結ぶマニラ・ガレオン貿易によって、どのような中国陶磁器が輸出されたのか。また、それはどのような貿易だったのか。その実態を中国陶磁器の出土状況から説明する。 [講師紹介]東京都出身。著書に『マニラ・ガレオン貿易ー陶磁器の太平洋貿易圏』、"Portuguese Intervention in the Manila Galleon Trade"など。メキシコ、スペイン、ポルトガルなどで中国陶磁器の出土状況について調査を行う。
申込開始:7/20(水)正午
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9/21(水) サーサーン朝のガラス器は東アジアの美術工芸に大きな影響を与えたとされるが、サーサーン・ガラスの本質は実用品である。本講義では、ガラス生産をハイテク工程とローテク工程に区分して理解し、流通経路上でおこったと見られる価値の転換について考える。 [講師紹介]兵庫県出身。シリアやイランにおける考古学調査に参加し、現在は分析化学者と共同で博物館資料と考古資料の橋渡し研究に携わる。古代ガラス、特にサーサーン・ガラスの生産と東方拡散をテーマに国内外の資料調査にあたっている。 申込開始:8/17(水)正午
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