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自由学校 2024年度

タイムスリップ!古代オリエントの世界 - アフリカ、ヨーロッパ、アジアの接点であるオリエントの地は、さまざまな文化が行き交い、融合し、人類の歴史に大きな役割を果たしました。古代オリエント世界が残した遺物や美術を観ると、古代人の息吹がもっと身近に感じられるのではないでしょうか。

2024年度自由学校 開催概要

新型コロナウイルスが2023年5月8日より5類感染症に移行したことを受け、2024年度より原則として対面講座を再開します。一部の講義は引き続きオンラインで実施いたします。



・古代オリエント博物館館内で実施します(東京都豊島区東池袋 最寄駅:東京メトロ有楽町線東池袋駅・JRほか池袋駅)。
・対面による講義であり、オンラインや事後配信はありません。
・ご入館に際しては、感染予防へのご配慮ご協力をお願いいたします。また、体調が優れない場合は大変恐れ入りますがご参加をご遠慮ください。


・「Zoomウェビナー」を利用したリアルタイム配信のオンライン講座です。講師へ直接質問等もしていただけます。
・今期は事後配信(アーカイブ配信)はありません
・インターネット接続が必要になります。接続方法、料金などについてはご自身でご確認ください。
・動画を受信できるPCが必要です(スマートフォン・携帯電話では、機種や環境により正常にご覧いただけない場合があります)。カメラ・マイクなどその他の機器は原則としては必要ありません。

・各講座は最少催行人数に満たない場合や、やむを得ない事情で中止または日程等が変更される場合があります。予めご了承ください。
・定員は原則30名です。


受講料等について

・自由学校をご受講される場合は、友の会へのご入会をお願いいたします(→ 友の会詳細)。
・別途受講料をお願いいたします。受講料は講座により異なります。
・講座によって、教材費等が別途発生する場合があります(原則として、ご自身でのご入手をお願いいたします)。

お問い合わせについて

お問い合わせ先: jiyu-gakkou@orientmuseum.com

お申し込み方法、講義方法等に関するご不明点、語学講座などに必要な習熟段階のご相談などは、極力メールにてお問い合わせください。
博物館は少ないスタッフで運営しております。お電話ですと、担当者不在等により速やかにお答えすることができかねる場合が多々ございます。ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。


お申し込み・スケジュール



お申し込みに関する詳しいご案内は、上のアイコンをクリックしてお進みください。


【第一次お申し込み期間】
2024年3月6日(水)正午 〜 3月20日(水)正午


【第二次お申し込み期間】
2024年3月22日(金)正午 〜 各講座開始1週間前の正午

開設講座のご案内


2024年度前期講座の一覧
(画像をクリックすると大きく表示されます)

シルクロードの仏たち—中国から日本まで—

如来坐像(平山郁夫シルクロード美術館)

古代インドで始まった仏教は、シルクロードを通って東方へと伝播し、西域、中国、朝鮮半島、日本の各国へと影響を与えました。これら仏教が辿った国々には、あらゆる形の信仰の所産が生み出され、そこには当地の民族思想や技法などが窺えます。
今回は古代中国や日本を中心に解説します。

日時 4/7, 5/12, 6 /2
[4・6月]13:00~14:30 [5月]10:30~12:00
講師 大塚 裕一(平山郁夫シルクロード美術館学芸室長)
講師紹介 兵庫県生まれ。2007年佛教大学大学院文学研究科修士課程修了。専門は古代仏教美術史。日本の仏像・仏画をはじめ、近年はシルクロードの壁画や小金銅仏などの研究も行う。論文に「平等院鳳凰堂における宝相華文様—天蓋・母屋柱を中心に—」などがある。
回数、受講料

3回、5,500円

開講形式
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中央アジアの歴史と美術を読む

ドラゴン人物文ペンダント(講師撮影)

文化財や歴史資料を使い、現在のウズベキスタン~アフガニスタン~パキスタンの地を中心に繰り広げられた歴史、文化、美術を読み解いていきます。
今期はギリシア人の国を滅亡させた遊牧民の歴史・文化を中心に見ていきます。

日時 4/7, 5/5, 6 /2, 7/7
第1日曜、14:50~16:20
講師 前田 たつひこ(平山郁夫シルクロード美術館企画室長)
講師紹介 和光大学兼任講師。専門はガンダーラおよびアフガニスタンの歴史と仏教美術、クシャーンの歴史と文化。共著に『読む事典 シルクロードの世界』『カラー版東洋美術史』『みろくへの道』、訳書にF. ティッソ『図説ガンダーラ』など。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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古代エジプトの祈りと埋葬

葬列の場面(テーベ西岸・ロイの墓)(講師撮影)

古代エジプトの信仰と埋葬に関するトピックを取り上げる講座です。
今学期は来世観とそれに基づいた葬儀の流れ、墓や副葬品の意味など、埋葬の全体像を見ていきます。

日時 4/14, 5/12, 6/9, 7/14
第2日曜日、13:30~15:00
講師 和⽥ 浩⼀郎(國學院大學兼任講師)
講師紹介 青森県出身。古代エジプト王朝時代の埋葬習慣、庶民の信仰に関心を持ち、現地での発掘調査に従事している。著書に『古代エジプトの埋葬習慣』ポプラ書店2014、監修に『死者のひみつ』BL出版2023など。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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楔形文字で『ギルガメシュ叙事詩』を読んでみよう

フンババを攻撃するギルガメシュとエンキドゥ。 シトゥラ(青銅製長杯)側面の打出し、描き起こし図。イラン北西部、前9世紀。 出典:P. Calmeyer, Reliefbronzen in babylonischem Stil, München 1973, E-2.

楔形文字資料に残るアッカド語標準版『ギルガメシュ叙事詩』を読み進めます。今期は第7書板の途中からになります。


※資料(楔形文字のハンドコピー、翻字、英訳)は前もってデータを配布しますので、各自にてプリント・アウトをしてご持参ください。インターネット環境がない方は、受付での受講お申し込み時にその旨お申し出ください。

※本講座は、専門書を用いた講座となり、また前期までからの継続的な内容となります。継続受講生以外も受け入れは可能ですが、充分な予習・復習が必要となるとお考えください、との講師の先生からのご案内をいただいております。ご受講についてご不安な場合、ご不明な点などは、事前に博物館までお問い合わせください。
お問い合わせについて

日時 4/20, 5/18, 6/15, 7/20
第3土曜日、13:30~15:00
講師 月本 昭男 (古代オリエント博物館館長)
講師紹介 長野県に生まれる。立教大学、上智大学で旧約聖書を教える一方、楔形文字資料の解読研究に携わる。著書に『古代メソポタミアを教の神話と儀礼』岩波書店2010、『物語としての旧約聖書』NHK出版2020年、『エヌマ・エリシュ』ぷねうま舎2022など。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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古代エジプトの壁画を読み解く

来世でオシリス神に挨拶するツタンカーメン(仁田三夫氏撮影)

現地エジプトの王墓や私人墓の壁画、博物館などで見られるミイラが納められた棺、そして傍に置かれていたパピルスの巻物「死者の書」などを映像で見ながら、「古代エジプト人の来世」について解説します。

日時 4/23, 5/28, 7/23, 8/27
第4火曜日、13:30~15:00
講師 村治 笙⼦(日本オリエント学会会員)
講師紹介 東京都出身。古代エジプトの研究。とくに国内にある神殿や墓の壁画を読みとくことを主とする。ヒエログリフ講座を行っている。著書に岩浪新書カラー版『古代エジプト人の世界』岩浪書店2004、共著に新装『図説・死者の書』2002、改訂新装版『図説・ツタン カーメン王』2021共に河出書房新社など。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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ペルシア書道(入門・初級・中級・上級)

サアディの詩:人類は互いに体の一部をなし、その創造は一つの本質から成る(講師作品、ナスタアリーク書体)

イランの美しい書を一つ一つ紐解きながら、筆(ガラム)で書いてみましょう。ペルシア語を知らなくても大丈夫です。アルファベット、一行書き、二行書き練習の中で基本文字の形を学びながら、作品へとつないでいきます。

・今期はペルシア書道未経験の方もご受講いただけます。

・下記のものが揃いましたらお持ち下さい。
1)竹2-3本(鉛筆くらいの太さ。習字用の筆やのれんの竹でも良い)(ない場合は、初回授業時にご購入いただくこともできます)
2)墨汁とそれを入れる蓋付容器(高さ5cm程の小さな容器)
3)糸くずをたくさん。または海綿や布(筆に墨がぼたぼたつかないように容器に詰める)
4)小刀(竹を削りペンを作る)
5)つるつるの紙(カレンダーの裏など)

日時 4/28, 5/26, 6/23, 7/28, 8/25
【入門・初級・中級】第4日曜日、10:30~12:00
【上級】第4日曜日、14:00~15:30
講師 角田 ひさ子(イラン文化センター講師)
講師紹介 ペルシア語、ペルシア書道を教える傍ら、展示会などを通じてイランの文化芸術を紹介。外国民話研究会ではイラン民話の翻訳紹介。共著に「イランを知るための65章」2004年明石書店、「世界の水の民話」2018年三弥井書店など。
回数、受講料

5回、9,200円

開講形式
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考古学から⾒るシルクロード

アフガニスタン、バーミヤンのバザール(講師(久米)撮影)

古来、シルクロードでは様々な人々が出会い、新たな文化を生み出し続けてきました。本講座では、陸と海のシルクロードの成り立ちを、それぞれの基層にさかのぼって考古学視点から探ります。

・本講座の定員は50名です。

日時 4/27, 5/25, 6/22, 7/27
第4土曜日、10:30~12:00
講師 久米 正吾(金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任助教)
深山 絵実梨(金沢大学 古代文明・文化資源学研究所客員研究員)
(第1回・第2回を深山、第3回・第4回を久米が担当予定)
講師紹介 久米 正吾:
鹿児島県出身。専門は西・中央アジアの考古学。近年はキルギス、ウズベキスタンで発掘調査を行う。著書に『中央アジアの牧畜社会』(共著、京都大学学術出版会、2023)、『中央ユーラシア文化事典』(共著、丸善出版、2023)など。
深山 絵実梨:
専門は東南アジア先史考古学、特に海域ネットワークの研究をおこなう。ベトナムやミャンマーの先史遺跡の発掘調査にも携わる。著書に『東南アジア先史時代の海域ネットワーク-南海の耳飾-』(雄山閣 2021年)。
回数、受講料

4回、7,400円

開講形式
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  • 常設展 - タイムスリップ!古代オリエントの世界 ―人類文明の発祥の地、古代オリエント― 悠久の歴史のなかに生きた古代人の考古遺物や美術をとおして 豊饒のオリエント世界へようこそ!
  • 古代オリエント博物館“友の会”のご案内 - 多くの展覧会・催しへの参加をご希望の方は特典満載の友の会がおすすめです。
  • パルミラ遺跡写真アーカイヴ

ご案内

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ご来館ガイド

開館時間
午前10:00~午後5:00
(入館は午後4:30まで)
休館日
展示週間中は無休
休館予定日については今後の展示予定をごらんください。

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関連リンク

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古代オリエント世界のその後、中世から近現代にかけてのアジア各地の歴史・言語・文化・芸術を学べる東洋文庫の市民講座です。

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